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皆さんこんにちは!
酒井農場、更新担当の富山です。
シリーズ第4回は、ネギを育てるうえで基礎中の基礎、「土づくり」と「肥料の与え方」についてお話しします。
ネギは、丈夫に見えて意外と繊細。
しっかりと太く、香りのよいネギを育てるためには、目に見えない土の状態が非常に重要です。
ネギは、根が浅くて横に広がる性質があります。
そのため、根が張りやすく、かつ通気性・排水性に優れたふかふかの土が理想です。
✅ 水はけが良く、適度な保水性がある
→ 雨が降ってもすぐに水たまりができない土壌。粘土質よりも、砂壌土や黒ボク土が好ましいです。
✅ 有機物が多く含まれ、微生物が活発に働く環境
→ 堆肥や腐葉土をしっかりすき込んだ土は、根の発育をサポートし、病害虫にも強くなります。
✅ pHは6.0〜7.0(中性〜弱アルカリ性)
→ 土が酸性に傾くと、生育が悪くなったり、病気にかかりやすくなります。そのため、苦土石灰などを使ってpH調整を行うのが基本。
ネギは生育期間が長いので、肥料は一気に与えるより“計画的に小分け”が鉄則です。
① 元肥(もとごえ)
→ 植える前に入れる肥料。堆肥、油かす、鶏ふん、化成肥料などをバランスよく。
根の成長を促すために欠かせません。
② 追肥(ついひ)
→ 生育途中で段階的に与える肥料。
葉の色が薄くなってきたら、窒素分の多い肥料を軽く追加して、青々としたネギをキープ。
⚠️ 肥料のやりすぎには注意!
→ 肥料が効きすぎると葉ばかり育って、白い部分(軟白部)が短くなってしまうことも…。
肥料は「適量を、適切なタイミングで」が最も重要です。
次回は、ネギならではの“土寄せ作業”と“収穫のタイミング・方法”について。
じつはこの「土寄せ」、ネギ栽培における超キモなんです!
次回もお楽しみに!
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