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カテゴリー別アーカイブ: 日記

酒井農場のよもやま話~第11回~

皆さんこんにちは!

 

茨城県石岡市を拠点にネギの生産を行っている

酒井農場、更新担当の富山です。

 

 

 

🌱土づくりの重要性

― 健康なネギは、健全な土から生まれる ―

 

 

 

ネギづくりは「土づくり」から始まります。

根を深く張るネギにとって、土の状態は生育に直結する大切な要素です。

どれだけ良い種や苗を準備しても、土が整っていなければ十分に育ちません。

ここでは、理想的な土の条件、堆肥を活用した改良法、そして連作障害を防ぐ工夫について詳しく見ていきましょう。


理想の土壌環境とは

 

ネギは根を30〜60cmと深く伸ばす作物です。そのため、浅く硬い土では根が十分に張れず、成長が阻害されます。理想は「ふかふかで通気性がよく、保水性も兼ね備えた土」。

水はけが悪ければ根腐れを起こしやすく、水もちが悪ければ乾燥に負けてしまいます。つまり、「水はけ」と「水もち」の両立がカギとなります。排水溝の整備や畝を高くするなど、畑の地形を工夫するのも重要です。


堆肥で土を育てる

 

堆肥は土を豊かにするための基本です。牛ふん、鶏ふん、豚ぷん、落ち葉、稲わらなどを発酵させた堆肥を投入すると、有機物が増え、微生物の活動が活発になります。微生物は土の粒を団粒化させ、ふかふかで根が張りやすい環境を作ってくれます。

堆肥を定期的に入れることで土の性質が改善され、単なる栄養補給ではなく「土そのものを育てる」効果が得られるのです。長期的に見ると、収量や品質の安定につながる欠かせない作業です。


連作障害を防ぐ工夫

 

ネギは連作障害が出やすい作物です。同じ畑で続けて育てると、土壌中の病原菌や害虫が増えて立ち枯れや根腐れを招くことがあります。これを防ぐには以下の工夫が有効です。

  • 輪作:豆類や葉物など、違う種類の作物を順番に育てる。

  • 石灰投入:土壌のpHを調整し、病害を抑える。

  • 太陽熱消毒:夏にビニールで畑を覆い、太陽熱で病原菌を減らす。

これらを組み合わせて行うことで、畑を長く健全に使い続けることができます。


昔の知恵と現代の技術

 

昔の農家は、家畜のふんや落ち葉を積み重ね、堆肥を時間をかけて作り上げてきました。現代では土壌分析を行い、必要な栄養を科学的に補うことも可能です。伝統と技術の両方を活かすことで、効率的で持続可能なネギづくりが実現できます。


まとめ

 

  • ネギは深く根を張るため、ふかふかで排水性の良い土が必須。

  • 堆肥で通気性と保水性を整え、微生物を活性化させる。

  • 連作障害を防ぐには輪作や土壌消毒などの工夫が欠かせない。

  • 昔ながらの知恵と現代技術を融合した土づくりが理想。

 

健康な土があってこそ、健康なネギが育ちます。

土づくりは収穫を支える「見えない基礎工事」なのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

酒井農場では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

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酒井農場のよもやま話~第10回~

皆さんこんにちは!

 

茨城県石岡市を拠点にネギの生産を行っている

酒井農場、更新担当の富山です。

 

 

🌱 ネギの品種と特徴

 

🌍 日本全国に広がる多様なネギ

 

日本各地で栽培されているネギには、地域の気候や文化に合わせて進化した多様な品種があります。


甘み、香り、食感、見た目――どれも個性的で、料理との相性も異なります。


1️⃣ 長ネギ(白ネギ)

 

関東を中心に広く栽培される代表品種。白い部分を長く育てるため、何度も「土寄せ」を行いながら栽培されます。

  • 特徴:白い部分が太く長い、火を通すとトロリと甘い

  • 料理:鍋料理、すき焼き、焼き鳥「ねぎま」

特に冬は甘みが増し、加熱するほど美味しさが引き立ちます。


2️⃣ 青ネギ(万能ねぎ)

 

葉の緑の部分を楽しむ品種で、関西地方で親しまれてきました。

  • 特徴:香りが良く、シャキッとした食感

  • 料理:薬味、炒め物、汁物、お好み焼き

少量刻んで料理に散らすだけで、彩りも風味もアップします。まさに万能です。


3️⃣ 九条ネギ(京都の伝統野菜)

 

京都の伝統野菜として有名な青ネギの一種。

  • 特徴:柔らかく甘みが強い。葉が長く鮮やか。

  • 料理:京風うどん、鍋料理、薬味

古くから「京の冬の味覚」とされ、今も京都の食文化を象徴する存在です。


4️⃣ 下仁田ネギ(群馬県)

 

「殿様ネギ」とも呼ばれるブランド品種。

  • 特徴:太くて短い独特の姿、加熱すると濃厚でトロリと甘い

  • 料理:すき焼き、鍋料理

群馬の厳しい寒さが、独特の甘みと食感を育みます。鍋に入れると、主役級の存在感です。


5️⃣ 深谷ネギ(埼玉県)

 

埼玉県深谷市の名産で、全国的にも知名度の高い品種です。

  • 特徴:白い部分が太く柔らかい、甘みが強い

  • 料理:焼きネギ、煮物、味噌汁

「ネギといえば深谷」と言われるほど、市場で高い評価を受けています。


🍴 料理との相性と使い分け

 

ネギは品種ごとに料理との相性があります。

  • 甘み重視 → 長ネギ・下仁田ネギ(煮込み・鍋・焼き物)

  • 香り重視 → 九条ネギ・青ネギ(薬味・炒め物・うどん)

  • 万能型 → 深谷ネギ(汁物・焼き物・煮物)

料理に合わせて品種を選ぶと、いつもの食卓がワンランク上の味わいになります。


🌟 まとめ

 

日本各地に息づくネギの品種は、それぞれの地域の気候と文化が育んだ宝物。
「どの料理に、どのネギを合わせるか」――そんな工夫が料理の幅を広げ、食卓をもっと豊かにしてくれます。

一本のネギにも、歴史と個性がある。そう思うと、普段のネギ料理もぐっと楽しくなりますね😊

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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酒井農場のよもやま話~第9回~

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茨城県石岡市を拠点にネギの生産を行っている

酒井農場、更新担当の富山です。

 

 

🌿 ネギの歴史と日本文化

 

🏛 奈良時代に伝わった野菜

 

ネギの起源は古く、中国大陸から奈良時代に伝来したとされています。
『日本書紀』や『本草和名』などの古文献には、すでにネギを食用・薬用にしていた記録がありました。

当時の日本人にとって、ネギはただの野菜ではなく「薬効を持つ特別な食材」。
体を温め、風邪を予防する力があるとされ、貴族から庶民まで幅広く活用されていました。


💊 薬草としてのネギ

 

ネギの独特な香りは「アリシン」という成分によるもの。
この成分は血行を良くし、殺菌作用や疲労回復効果があると考えられていました。

昔は風邪をひいたとき、焼いたネギを布に包んで首に巻いたり、ネギ粥を食べて体を温める習慣がありました。
医療が十分でなかった時代に、ネギは“家庭の薬箱”のような存在だったのです。


🍲 食文化に深く根付いた存在

 

やがて、ネギは薬草だけでなく「食材」として日本人の食卓に定着していきます。

  • 味噌汁に浮かぶ刻みネギ

  • そばやうどんに添える小口切り

  • 焼き鳥のねぎま串

  • 鍋料理の具材

こうした料理には必ずと言っていいほどネギが登場します。
特に冬の鍋料理では、甘みを増したネギが主役級の存在感を放ち、日本の「冬の味覚」として親しまれています。


🌎 関東と関西で分かれた文化

 

面白いのは、日本各地で「ネギ文化」が分かれて発展したことです。

  • 関東地方 → 白い部分を長く育てた「長ネギ」が主流。鍋や焼き物に使われ、じっくり加熱すると甘みが引き立ちます。

  • 関西地方 → 緑の部分を楽しむ「青ネギ」が主流。京料理やうどんの薬味に使われ、香りを楽しむ文化が育ちました。

このように同じ野菜でも、地域によって使い方や好まれる品種が違うのは、日本食文化の豊かさの象徴といえるでしょう。


🧑‍🌾 言葉や暮らしに残るネギ

 

ネギは日常の言葉や風習にも登場します。

  • 「葱坊主(ねぎぼうず)」 … ネギの花芽が丸く膨らんだ姿を、坊主頭に見立てた表現。

  • 民間療法 … ネギを首に巻いて風邪を治す、焼いたネギを湿布代わりにするなどの知恵。

  • ことわざ … 「鴨が葱を背負ってくる」は、都合のいいことが重なる例え。

ネギは単なる野菜を超え、日本人の言葉や生活習慣にまで影響を与えてきました。


✨ まとめ

 

奈良時代に中国から伝わり、日本人の暮らしに溶け込んだネギ。
薬草として、食材として、さらには言葉や風習の中で親しまれ、今なお欠かせない存在です。

「食」と「文化」を同時に支えてきたネギの歴史を知ることで、食卓に並ぶ一本のネギが、より愛おしく思えてきませんか?

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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酒井農場のよもやま話~第8回~

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【第8シリーズ】これからのネギ農家〜未来へ向けて〜

今回は、**「ネギ農家の未来」**について、私たちの想いを込めて一般的な市場での例を基にお話しします。


🌍 変わる環境、変わる農業

 

農業の世界は今、大きな転換期を迎えています。


かつては「自然に任せる」ことが当たり前でしたが、近年は気候変動や社会構造の変化により、農業も柔軟な対応が求められています。

気候変動への対策

 

猛暑や豪雨といった異常気象は、ネギの成長にも大きな影響を与えます。


そこで、耐暑性のある品種の選定や、ハウス栽培の導入、遮光ネットや潅水システムの整備など、リスクを減らす工夫が進んでいます。

人手不足と高齢化

 

農業従事者の高齢化は深刻です。


「若い世代が農業を選ぶ魅力をどうつくるか?」――これは業界全体の課題。


最近では、農業体験イベントやSNS発信で、農業を“かっこいい仕事”にする取り組みも増えています。

スマート農業の導入

 

ITや機械化は、もはや未来ではなく現在進行形です。

  • ドローンでの農薬散布

  • 気象データやAIを活用した潅水・施肥管理

  • 自動収穫ロボットの実用化
    こうした技術は、人手不足を補い、品質を安定させるための大きな武器になっています。


🤝 「おいしいね」と言ってもらえる未来へ

 

どんなに技術が進歩しても、**「おいしいネギを届けたい」**という想いは変わりません。


そのために、私たちは一本一本を丁寧に育て、収穫し、心を込めて出荷します。


このシンプルな積み重ねこそが、食べる人の笑顔につながると信じています。

そして、その笑顔の裏側にあるのは、農家の努力と自然の恵み。


それを知っていただくことで、「ただの食材」から「特別な一品」になる――
そんな価値を届けられる農業を目指しています。


🌱 農業と食卓をもっと近くに

 

これからのネギ農家は、単に“野菜を作る人”ではなく、食べる人とつながる人でありたいと思っています。


そのために、私たちはいくつかの挑戦を始めています。

  • SNSや動画配信で生育過程を発信
    → 「今、こんなに育っています!」と畑の様子を見てもらうことで、ネギに親近感を持ってもらう。

 

  • オンラインでの産直販売
    → 採れたてのネギを、スーパーでは味わえない鮮度で直接お届け。

 

  • 地域イベントや料理教室での交流
    → ネギの魅力やレシピを共有し、もっと食卓を豊かに。

 

こうした活動を通じて、**「誰が、どんな思いで作ったのか」**を感じてもらえたら、食べる喜びももっと大きくなるはずです。


🌟 最後に

 

ネギ農家は、自然とともに、そして人とともに未来を紡ぐ仕事です。


どれだけ時代が進んでも、農業の原点は変わりません。


「おいしいね」の一言を励みに、私たちはこれからも挑戦を続けていきます。

テクノロジーの力を取り入れながら、伝統と情熱を守る――
それが、これからの農業のあるべき姿だと信じています。

私たちのネギが、あなたの食卓で笑顔に変わることを願って。
これからも、ネギとともに、未来へ。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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酒井農場のよもやま話~第7回~

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【第7シリーズ】ネギ農家のやりがいと誇り

 

第7回は、私たちネギ農家が日々感じている**“やりがい”と、この仕事にかける思い**をお届けします。


🧑‍🌾 やりがいを感じる瞬間ベスト3!

 

ネギ農家の仕事は、季節や天候と密接に関わるため、決して簡単ではありません。

時には台風や大雨、猛暑で思うように育たないこともあります。

それでも、この仕事を続けるのは、心からやりがいを感じる瞬間があるからです。

第1位:「甘くておいしかった!」という声を聞いたとき


お客様からの「おいしかったよ!」の一言は、何よりのご褒美。スーパーや直売所、ネット販売を通じて届く感想は、毎日の作業を支える大きな原動力です。

第2位:収穫したネギがずらっと並んでいる光景を見たとき


苗を植え、雑草を取り、水をやり、土をかぶせる――その積み重ねが一本一本のネギに実を結びます。収穫の瞬間、青々としたネギが整然と並ぶ光景は、農家にとってまさに“達成感の結晶”です。

第3位:地元の飲食店で「うちのネギ」が使われていたとき


ある日、地元のラーメン店で「このネギ、うちのだ!」と気づいた時の誇らしさは、言葉にできません。料理の名脇役として、多くの人に喜ばれていることを実感する瞬間です。


🌱 ネギとともに生きる日々

 

ネギ農家の一日は、自然とともに流れていきます。


朝焼けの畑に立ち、青空の下で作業をし、夕暮れとともに一日が終わる――
自然のサイクルと調和しながら働く喜びは、他の仕事ではなかなか得られないものです。

もちろん、楽しいことばかりではありません。

猛暑での潅水作業、腰を曲げての草取り、突発的な天候リスク…。

それでも私たちはこの仕事を続けます。

なぜなら、土の香りと、育つ命の力強さに触れられる日々が、私たちにとって何よりの誇りだからです。


🤲 地域とつながる、未来をつなぐ

 

ネギ農家は、一人でできる仕事ではありません。

家族、地域の仲間、そして何より、お客様とのつながりがあるからこそ成り立っています。


近年では、農業体験や直売イベントを通じて、お客様と直接お話しする機会も増えました。


「ネギってこんなに手間がかかっているんですね!」と驚かれることも多いですが、そのリアルを知っていただけるのはとても嬉しい瞬間です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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酒井農場のよもやま話~第6回~

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茨城県石岡市を拠点にネギの生産を行っている

酒井農場、更新担当の富山です。

 

 

【第6シリーズ】市場へ、スーパーへ!ネギの“出荷作業”の舞台裏


今回は、ネギ農家のラストスパートとも言える**「出荷作業」**について詳しくお話します!

収穫したネギをただ箱に詰めて出すだけ……ではありません!
実はここにも、ネギの品質を守るための**“徹底した工夫”と“時間との戦い”**があるんです。


📦 出荷作業の一日をご紹介!

 

■ ステップ① 洗浄・皮むき

収穫したネギは、すぐに洗浄機や手洗いで丁寧に泥を落とします。
この段階で鮮度の差が出てしまうため、スピードと丁寧さの両立が大切

皮むきでは、傷をつけないように手作業で古皮をむき、ピカピカのネギに仕上げます。

■ ステップ② 選別

次に、サイズや品質に応じて選別作業。

  • 長さ(規格あり)

  • 太さ(細~極太)

  • 曲がりや傷の有無

1本ずつ手に取り、**「自信を持って出せるネギだけを箱詰め」**していきます。

■ ステップ③ 箱詰め・ラベル貼り

箱に美しく並べるのも、技術のひとつ!
ネギが傷まないよう、かつ見栄えが良いように工夫しながらパッキング。
最後に、出荷日・生産者名・産地表示などを記載したラベルを貼付します。


🚛 鮮度を保つための工夫

 

ネギはとにかく「鮮度が命」!

■ 鮮度キープのポイント

  • 収穫後すぐに冷蔵庫に保管

  • 箱詰め・出荷は朝〜午前中に集中して行う

  • 輸送中は直射日光・高温を避けた保冷管理を徹底!

「朝採れのネギが、その日の夕方には店頭に並んでいる」なんてことも普通にあるんです。

そのスピード感こそが、ネギのシャキシャキ食感とみずみずしさを守る秘訣なんです!


🏪 出荷先は多種多様!

 

私たちのネギは、以下のような場所へ届けられています:

  • 地元スーパーの青果売り場

  • 農協(JA)経由での市場出荷

  • 飲食店・直売所・ふるさと納税返礼品

1日で1,000本以上を発送する日も!
出荷先に応じてサイズやパッキングを変えるなど、臨機応変な対応が求められます。


✨まとめ

 

「出荷」は、ネギ農家の“集大成”とも言える重要な工程。
育てたネギを最高の状態でお客様に届けるために、手間ひまを惜しまず、細部にまで気を配っています。

  • 鮮度を守るスピードと冷却管理

  • 品質にこだわる選別と丁寧な箱詰め

  • 出荷先ごとの細かな対応力

これらすべてが、一本の美味しいネギに詰まっているんです😊

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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酒井農場のよもやま話~第5回~

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【第5シリーズ】ネギ農家の職人技!「土寄せ」と「収穫」の裏側に迫る


今回は、ネギづくりの真髄とも言える重要な作業、**「土寄せ」と「収穫」**について、現場目線でじっくりとご紹介します!


🌱 ネギ栽培における“土寄せ”とは?

 

ネギといえば、白くて長く、まっすぐな根元が特徴ですよね?
あの「白い部分」を作り出しているのが、実はこの**“土寄せ”という手作業**なんです!

■ 土寄せの目的

ネギは光が当たらない部分が白く育つ性質を持っています。
つまり、根元を土で隠していくほど、白くて美しいネギになるというわけです。

■ 土寄せのタイミングと回数

  • 1回目:定植後2~3週間目

  • 2回目以降:ネギの成長に合わせて3~5回

この作業を怠ると、「根本が緑っぽいネギ」になってしまい、見た目も市場価値もガクッと落ちてしまいます。

「1回の作業で終わらない。根気とタイミングの見極めこそが職人技なんです」

しかも、手作業での土寄せは体力勝負!
腰をかがめて、一本一本の根元に丁寧に土をかぶせていく作業は、まさに熟練の技と忍耐の結晶ともいえます。


✂ 収穫は“タイミング”がすべて!

 

さて、土寄せを終え、ようやく迎えるのが収穫の瞬間
でも実はここにも、ネギ農家の熟練した“目利き”が欠かせません。

■ 早すぎると…

・ネギが細く、重量も少ない
・風味や甘味がのっていない

■ 遅すぎると…

・ネギが硬くなり、食感が悪くなる
・皮が厚くなって処理に手間がかかる

■ 収穫の見極めポイント

  • 地上部の葉の色が鮮やかであること

  • 葉の立ち方がしっかりしていること

  • 根元がふっくら太くなってきたタイミング

これらを総合的に判断し、「今がベストだ!」という瞬間に一気に収穫していきます。


🌙 収穫後の作業も大忙し!

 

収穫が終わっても、農家の仕事はまだまだ続きます。

  • 洗浄作業:泥を落とす。冷水で一気に洗い、鮮度を保つ

  • 皮むき:古皮を手でむいて、ツヤのある白さを出す

  • 選別:長さ・太さ・曲がり具合などで選別

  • 箱詰め・ラベル貼り:出荷先に合わせてパッキング!

夜遅くまで続くこともあるこの作業ですが、私たちはいつも、ネギを手にするお客様の笑顔を思い浮かべながら、一本一本に心を込めて準備しています😊

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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酒井農場のよもやま話~第4回~

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【第4シリーズ】ネギづくりのカギは「土」と「肥料」!

 

 

シリーズ第4回は、ネギを育てるうえで基礎中の基礎、「土づくり」と「肥料の与え方」についてお話しします。

ネギは、丈夫に見えて意外と繊細。
しっかりと太く、香りのよいネギを育てるためには、目に見えない土の状態が非常に重要です。


🏡 良いネギを育てるには、まず“良い土”から

 

ネギは、根が浅くて横に広がる性質があります。
そのため、根が張りやすく、かつ通気性・排水性に優れたふかふかの土が理想です。

水はけが良く、適度な保水性がある
→ 雨が降ってもすぐに水たまりができない土壌。粘土質よりも、砂壌土や黒ボク土が好ましいです。

有機物が多く含まれ、微生物が活発に働く環境
→ 堆肥や腐葉土をしっかりすき込んだ土は、根の発育をサポートし、病害虫にも強くなります。

pHは6.0〜7.0(中性〜弱アルカリ性)
→ 土が酸性に傾くと、生育が悪くなったり、病気にかかりやすくなります。そのため、苦土石灰などを使ってpH調整を行うのが基本。


🌱 肥料の与え方にもコツがあります!

 

ネギは生育期間が長いので、肥料は一気に与えるより“計画的に小分け”が鉄則です。


元肥(もとごえ)

→ 植える前に入れる肥料。堆肥、油かす、鶏ふん、化成肥料などをバランスよく。
根の成長を促すために欠かせません。


追肥(ついひ)

→ 生育途中で段階的に与える肥料。
葉の色が薄くなってきたら、窒素分の多い肥料を軽く追加して、青々としたネギをキープ。


⚠️ 肥料のやりすぎには注意!

→ 肥料が効きすぎると葉ばかり育って、白い部分(軟白部)が短くなってしまうことも…。

肥料は「適量を、適切なタイミングで」が最も重要です。


次回は、ネギならではの“土寄せ作業”と“収穫のタイミング・方法”について。
じつはこの「土寄せ」、ネギ栽培における超キモなんです!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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酒井農場のよもやま話~第3回~

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【第3シリーズ】おいしいネギの見分け方&ベストな食べ方は?

 

 

今回は、毎日の料理に欠かせない「ネギ」にスポットを当てて、新鮮なネギの見分け方と、おすすめの食べ方をたっぷりご紹介します。

🌿 おいしいネギは“見た目”でわかる!

スーパーや直売所でネギを手に取ったとき、どこを見れば「これは当たりだ!」とわかるのか?それにはいくつかのポイントがあります。

白い部分がツヤツヤ&みずみずしい
→ ここが乾いていたり、しわが寄っていると収穫から時間が経っている証拠。光沢があり、つるっとした触感があるものが新鮮です。

葉の緑が濃く、ピンと立っている
→ 青ネギや根深ねぎは特にここが重要!クタッとしていたり、変色があるものは避けましょう。葉が張っているネギは光合成をしっかりして育った証です。

根元がずっしりしていて、太く丸みがある
→ 生育がよく、甘みが強いネギは根元の太さに表れます。特に鍋やグリルにするなら、この“太さ”が味に直結します!

🍴 プロも納得!おすすめネギレシピ3選

ネギは、薬味だけじゃもったいない!主役級の食べ方、実はたくさんあるんです。


白ネギの丸焼き(グリル or オーブン)

→ 皮つきのまま焼くと、蒸し焼きのようになって中がとろけるような甘さに変化!ちょっと塩を振るだけで、まるで高級な焼き野菜料理に。焼き目をつけることで香ばしさもアップ。


青ネギの卵とじ/ネギ焼き(関西風)

→ 青ネギをたっぷり入れたふんわり卵とじは、シンプルながら香りと食感が絶品!また、粉ものとの相性も抜群で、ネギ焼きは特に人気。ネギのシャキッとした食感と、じゅわっと広がる香味が最高の一品に。


万能ネギみじん切り → 薬味に大活躍!

→ 冷奴、納豆、ラーメン、チャーハン……すべてに合うのがみじん切りネギ。刻みたては香りが強く、栄養も豊富。小分け冷凍すれば日持ちもして便利です!


ネギは、「切った直後」が最も香り高く、ビタミンCや硫化アリルといった栄養素も豊富なんです。
調理の直前にカットするのが、おいしさと栄養を逃さないポイントです。

次回は、「ネギを育てる土と肥料」について。
プロの農家がこだわる“見えない工夫”をじっくりご紹介します!

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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酒井農場のよもやま話~第2回~

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【第2シリーズ】ネギ農家の1年ってどうなってるの?


第2回目は、私たちネギ農家の「1年間のスケジュール」についてご紹介します😊

ネギは1年中スーパーに並んでいる身近な野菜ですが、実はそれを支える農家の仕事は季節ごとに大きく変化しているんです。


🌱 ネギづくりの年間スケジュール

【春:育苗と畑の準備(3月〜4月)】

 

春先は、ハウスの中や育苗箱でネギの赤ちゃん(苗)を育てる時期です。
小さな種から丁寧に育てて、しっかりとした苗になるまで約1か月ほど。
この時期は気温が安定せず、霜や寒暖差にも気をつけながらの細やかな管理が求められます。

並行して、畑の整備作業もスタート!
トラクターで耕して、堆肥を混ぜて、微生物が元気に働けるフカフカの土をつくっていきます。


【初夏〜夏:定植と管理(5月〜7月)】

 

苗が育ったら、いよいよ畑へお引越し=定植作業
天気を見ながら手作業で植えつけ、たっぷり水をあげて、しっかり根付くよう見守ります。

でもこの時期は、暑さ&雑草&虫との戦い
特に梅雨の時期は病気も出やすく、除草作業と害虫防除に追われる毎日なんです💦


【秋:土寄せと成長促進(8月〜10月)】

 

夏の終わりからは、ネギがグンと成長!
この時期に行うのが、ネギならではの作業「土寄せ」です。

ネギの白い部分を長く育てるために、何度も根元に土を寄せていくのですが、これがまた大変…。
手間はかかるけど、美味しいネギを育てるためには欠かせない工程なんです。


【冬:収穫&出荷ラッシュ(11月〜2月)】

 

寒さが増すにつれて、ネギは甘みがどんどん増していきます。
そしていよいよ収穫の本番!ネギ農家にとっては1年の集大成の季節です。

収穫してからも、洗浄、皮むき、選別、箱詰め、そして出荷…。
特に年末年始は需要が急増するので、まさに“体力勝負”の繁忙期!
でも、自分たちのネギが食卓を支えていると思うと、疲れも吹き飛びます💪


🌤️「1年中、気を抜けない!」のがネギ農家

 

ネギは1〜2か月で収穫できる作物ではありません。
育苗から収穫まで半年〜1年近くかかるため、計画的な作付けや作業配分がとっても大切。
さらに自然との付き合いもあるため、天気や気温を読んで臨機応変な判断が必要です。

でも、毎日ネギと向き合っていると、
「今日はちょっと元気がないな」「お、ぐっと太くなった!」など、まるで家族のように愛着がわいてくるんですよ😊


次回は、「おいしいネギの見分け方&ベストな食べ方」をテーマに、買い物&食卓で役立つ情報をたっぷりお届けします!

 

次回もお楽しみに!

 

 

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私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

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