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皆さんこんにちは!
茨城県石岡市を拠点にネギの生産を行っている
酒井農場、更新担当の富山です。
目次
土づくりが終わったら、次は「播種=種まき」と「苗づくり」です。
ネギは苗づくりが非常に重要で、「苗半作(なえはんさく)」という言葉があるほど。
丈夫な苗を育てられるかどうかが、その年の収穫量や品質を大きく左右します。
播種は春(3〜4月)と夏(6〜7月)が中心です。
春まき:秋から冬に収穫する長期栽培。
夏まき:翌春に収穫する短期栽培。
地域の気候や品種特性に応じて計画的に播種時期を決めることで、安定した生育が期待できます。
ネギの種はとても小さいため、均一にまく工夫が必要です。播種機を使う方法や、育苗箱にまく方法が一般的です。覆土は浅めに行い、乾燥しないように注意します。深すぎると芽が出にくく、浅すぎると乾燥で弱ってしまいます。
また、発芽率を高めるためには、種まき後の水やりと温度管理が重要です。
発芽には10日前後かかります。
その間は乾燥にも過湿にも注意が必要です。芽が出たら以下の管理が求められます。
水管理:朝夕の涼しい時間に適度に水やりし、過湿は避ける。
温度管理:高温期は遮光、低温期はトンネルで保温。
風通し:湿気がこもらないようにして病気を防ぐ。
特に発芽直後は立ち枯れ病などのリスクが高く、細心の注意が必要です。
芽が込み合った部分は間引き、光や風を行き渡らせて健康的に育てます。
チッ素過多になるとひょろ長く軟弱な苗になりやすいため、バランスのとれた追肥が大切です。
しっかり日光を浴びた苗は太く強く育ちます。日照不足は病気や生育不良の原因となるため、日当たりの確保は欠かせません。
ネギの収穫量や品質は苗で決まるといっても過言ではありません。太く丈夫な苗は植え付け後の活着が早く、生育も安定します。逆に弱い苗では、病気や天候の影響を受けやすくなり、収穫時に大きな差が出てしまいます。
播種は春と夏が中心で、栽培目的に応じて選ぶ。
均一な播種と適切な覆土が発芽を左右する。
発芽後は温度・湿度・水管理を徹底し、病気を防ぐ。
間引き・追肥・日照管理で太く丈夫な苗に育てる。
「苗半作」の通り、苗の質がそのまま収穫の成否に直結する。
土づくりが「基礎工事」だとすれば、苗づくりは「建物の骨組み」。
どちらも欠けることなく揃ってこそ、立派なネギが収穫できるのです。
次回もお楽しみに!
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茨城県石岡市を拠点にネギの生産を行っております。
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